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2011-03-22

御本人の希望に添って

「沈みそうな船から真っ先に逃げた過去を持つ船長の船には乗るな」という言葉がある。
それは、「次も必ず真っ先に逃げるから」である。

以前、「逃げずに命懸けで作業を続けてるのも東電です」という東電女子社員のつぶやきについて書いた。

この件に関して御本人は「悪用防止の為コピーではなくURL公開して下さい」と希望している。

私も先日、意見を書いた責任はあるので、御本人の希望に添って、全文を読めるようにアップさせていただく。

このサイトで御覧いただける。

また、このサイトから、問題となった御本人のミクシーにも飛ぶことも出来る。
すでに、ミクシー上からは本人に関するすべてのプロフィールと過去に遡った日記全部が削除されているが、賛同のコメントとプロフィール欄に残った69人のマイミク・データはそのままである。
くれぐれも矛先をその方々に向けないように御注意いただきたい。

冷静になって、彼女の思いを聞こうではないか。
どう感じるかはあなた次第だ。
2011-03-22

矛盾とは

矛盾とは?
ウィキペディアによると
「どんな盾も突き抜く矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、客に「その矛でその盾を突いたらどうなる」と問われ答えられなかったという話から。もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突きとおす矛」は誤り。よってどちらを肯定しても男の説明は辻褄が合わない。
ということである。

asahi.comニュースによると福島県のほうれん草などが廃棄されている。

政府は「直ちに健康被害の出るものではない」と言っているが、実際には廃棄されている。
大丈夫なら捨てる必要はないし、捨てなければならないのならば大丈夫ではない。

また、福島県のほうれん草を捨てなければならないのなら、そこに暮らす人々も避難しなければならないのではないか?
避難しなくて良いのならほうれん草は捨てなくて良いのではないか?

もし、政府が自信を持って「直ちに健康被害の出るものではない」と確信しているのなら、この廃棄に対しても「大丈夫だから捨てるな!」と県酪農協同組合に通達して、スーパーや小売業者に「大丈夫だから仕入れて売れ!」と、そして消費者に「大丈夫だから喰え!」と言うべきではないだろうか?

武田邦彦氏(工学者 :中部大学)のブログによると放射能の検出された野菜は食べないほうがいいとのことだ。
それに対して、苫米地英人氏(脳機能学者・計算言語学者)(計算機科学・離散数理学認知心理学・分析哲学)のブログによると、半減期が過ぎているので安全だと述べている。
それに対して武田氏はブログで反論している。

何が正しいのかわからない。
曖昧な政府発表が流通業者や消費者の心理を困惑させ、風評被害や言われ無き自主規制に進んでいるとしか思えない。

何を信じて良いのだろうか?  
2011-03-21

原発はなぜ海辺にあるのか?

原子力発電所とはどのようなプラントなのか?

それは、核分裂反応で得たエネルギーで水蒸気を作りタービンを廻し電気を作る設備だ。
<ウィキペディア原子力発電所

原理的には火力発電所と原子力発電所は同じである。
違いは水蒸気を作るために燃やすものが「石油や天然ガスや石炭」なのか「核燃料」かの違いだけだ。

それでは、原子力発電所がなぜ海辺にあるのか?
それは、原発のタービンで使用された熱を海水を使って冷却するためだ。
今回の「海水を入れる」というのは特殊なエマージェンシーだが、日頃から海を使って廃熱をし続けている。
そのため、日本の原発には海外でよく見られ大きな糸巻き状の冷却塔がないわけだ。

このサイトによると原子力発電所から排出される膨大な廃熱で海水温は7度上昇しているとのことである。

原子力発電所は火力発電所以上に熱効率が悪く、電気に変換されなかったエネルギーの約65%が温排水として排出されるとのデータもある。(最新の火力発電所は50%程度)

電気は地球温暖化を防止しているのだろうか? 促進しているのだろうか?

前出のサイトでは
「原子力発電は、CO2排出が少ない地球温暖化の切り札のようなイメージがマスコミから流され、世界中で建設されようとしているが、海へ直接廃熱されることで周辺海域の温度を上昇させ環境を激変させている可能性が高い。
さらに海水温上昇は、CO2濃度を上昇させるという明確な因果関係があり、原発は海水温を上昇させることでCO2濃度も上昇させている。」と結ばれている。

火力発電所と原子力発電所でCO2を大量に放出し、そのCO2をO2に戻すことが出来る森林をダムの底に沈める。
しかし、消費者の目の前でCO2が排出されていないことをいいことに、目の前でCO2が出るガスや灯油やガソリンや薪燃料をバッシングして、オール電化を迫り一人勝ちを狙う。

もうこれ以上、騙され続けるのは御免だ。
2011-03-20

がんばってぇ!

がんばってぇ、自衛隊。

MSNニュースによると

 国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は19日夜(日本時間20日未明)、2日間の訪日を終え、本部のあるウィーンの空港に帰着。IAEA当局者は19日の記者会見で、同原発の状況に懸念を示しつつも「事態はゆっくりと改善に向かっていると思う」と話した。

 インタファクス通信によると、ロシア国内の原子力発電所を運営する国営企業「ロスエネルゴアトム」のアスモロフ第1副社長は19日、福島第1原発の状況について「完全に統制されている」と述べ、破滅的な事態には至らないとの認識を示した。

2011-03-18

他国メディアの反応

3/18付けデイリースポーツ社会面から抜粋
「欧州連合(EU)のエッティンガー欧州委員(エネルギー担当)は16日、福島大1原発事故の日本の対応について「信じられないほど場当たり的」と激しく批判、「原発は制御不能に陥っている」との認識を示した。
英紙インディペンデント(電子版)は、「事故への不安が高まる背景に東京電力の隠蔽体質があると指摘。」
また、
「国際原子力機構(IAEA)の天野之弥事務局長は16日記者会見し、福島大1原発の事故をめぐる日本政府からの連絡体制について、情報の質、量ともに「改善の余地がある」と述べた。IAEA加盟各国からも日本側の情報提供不足や情報発信の遅れに批判が集まっている」
との報道がなされている。

さらに、【ワシントン共同】は
「日本入りして東日本大震災の報道を続けている米CNNテレビの看板キャスター、アンダーソン・クーパー氏は16日夕(日本時間17日朝)の中継で、「日本政府は事故に関する情報を私企業の東京電力に全面的に依拠している」と問題視した。2002年に原発トラブル隠しが発覚した東電について「国民を欺いた過去がある」とし、日本政府が発信する情報は東電が出しているものに頼っているとして「透明性がない」と述べた」
と報じている。

また
「米原子力規制委員会(NRC)は、福島大1原発の半径80㎞以内に住む米国民に対して避難するように勧告した。住民の被ばく量が計10ミリシーベルトを上回らないようにコンピューターで避難すべき範囲を計算した結果、半径80㎞以内の避難が妥当との結果になるという。
カーニー大統領報道官は16日の会見で、米国側が独自に分析した結果、判断してと説明。
NRCは15日には「日本政府の認識は妥当だ」との認識を示していたが、カーニー氏は「情勢は悪化している」とした上で、米側の対応は日本政府とは「もはや一致しない」と述べた。」
との報道もある。
2011-03-18

盗人猛々しい

がんばれ自衛隊。がんばれ警察。

東電女子社員が《逃げずに作業を続けているのも東電です》とつぶやいたが、東電社員は今どこに?

自ら火種を作り、ヒーロー気取りに失敗したら、開き直り、逆ギレ、最後は敵前逃亡。
盗人猛々しいとはこのことか?

《逃げずに作業を続けているのも東電です》とつぶやいた東電女子社員、新たに《逃げたのは東電です。駆けつけて作業を続けてくれているのは自衛隊と警視庁です》とつぶやいた記録はまだ無い。

2011-03-18

太鼓持ち学者

テレビでは太鼓持ち学者が
「マイクロシーベルトは小さな単位。このような単位の変化では人体に影響があるものではなく大騒ぎするものではない」と言っている。
自衛隊と警察の放水で3号機周辺の放射能量は3786マイクロシーベルトから3750マイクロシーベルトに。36マイクロシーベルトの低下。
太鼓持ち学者曰く
「改善が見られ希望が見えてきた」と。
矛盾してないか?
2011-03-17

”オール電化”という我田引水の体質が起こした無計画停電

私の事務所にはクーラーがないことは先ほどの原稿にも書いた。
2008年9月16日にクーラーのラインを止めて以来、再契約していないのだ。
(いきさつは藤原ヒロユキ日記アーカイブ2008年2月7日2007年9月16日で御覧いただけます)
 
それから、2009年と2010年は全くクーラー無しの生活をしている。また、その決断にいたった2008年の夏もその前の2007年の夏も数日間しかクーラーを使用していない。(その経験があったから2008年の秋に「脱クーラー宣言」をする気になれたわけだ)

そして、この間、自宅でもリビングのクーラーは全く使っていない。猛暑が記録された去年ですら、寝室のクーラーは8月に3日間、2時間ずつつけたのみだ。

ここは東京都新宿区だ。避暑地ではない。
また、風が通る高層ビルでもなく、事務所は2階で自宅は3階だ。
大丈夫。問題ない。
勇気を持ってクーラーを切ろう。
窓に葦簀を垂らして開けてみよう。風は思いのほかよく通る。

朝はなるべく早めに起きて涼しいうちに仕事にかかる。
うちは午後の遅い時間と夕方に南西の陽が射すので、この窓には葦簀を垂らしてある。
陽の傾きによって差し込む場所が変わるので、巻き上げたり垂らしたりと調節する。
熱中症にならないように水分をこまめに取り汗をかき、タオルで拭いながら仕事をする。

どうしても「無理!」と感じた日が2日間だけあったので「1人で冷房をかけるよりみんなで集まって冷房をかければ効率も良いはず」と思い「そうだ図書館へ行こう」と出かけた。
久しぶりの図書館は、ほぼ満席だった。
図書館は冷えすぎておらず、イイ塩梅だった。
うっすらと汗ばむほんのすこし手前といった感じ。心地よかった。
このような生活をしていると、暑さに強く冷房に弱くなる。ほとんどの店の冷房が「強すぎる。寒い」と感じる。
みんな冷やしすぎだ。

また、私は冬もエアコン無しでやっている。
事務所も自宅も暖房はガスを使っている。キッチンも風呂もガスだ。

もちろん、電気も必要だ。冷蔵庫や照明、PC、電話機といったものは電気無しでは動かない。
でもすべてを電気に委ねる気持ちはない。

「原発が無ければどーなりますか?もっともっと停電させますよ。電車も動きませんよ。困るでしょ?」と東電は脅かすが、本来は他のエネルギーが使える暖房などを電気を使わせる”オール電化”を推進し、消費量を上げさせた結果ではないか? 
我田引水の体質が起こした無計画停電ではないか?

暖房や調理や風呂やトイレまで電気に頼る必要はない。
今日もまた言おう。
NO!オール電化。NO MORE 原発!
2011-03-17

ヒーロー気取り? 逆ギレ? 開き直り?

私の事務所にはクーラーがない。
正確には、「あるにはあるのだが、一般の電気とは別に引かれたクーラー専用のラインを2008年2月7日以降止めている」というものだ。
このいきさつに関しては藤原ヒロユキ日記アーカイブ2008年2月7日に出ているので是非読んでいただきたい。また、その伏線になる出来事も2007年9月16日に出ているので御覧いただければありがたい。

この日記を読んでいただければ、東京電力という会社がどのような会社か御理解いただけるだろう。
東京電力の恐ろしい契約システムと背筋の凍る恐ろしい体質がわかるはずだ。

今回の事故は、「原発は安全である」という嘘をなんとか取り繕おうとして、事故の大きさを隠蔽した結果、かえって取り返しのつかない自体に進んでいったものだ。
いち早く、事実をつまびらかにして国内外の原子力施設事故のスペシャリストや自衛隊の協力を要請するべきだっただろう。

3/15付けの新聞で原発に詳しいノンフィクション作家広瀬隆氏が
『原発の中には使用済み核燃料を貯蔵しておくプールがあるが、その状態も解らない。冷却水の循環もできているとは思えない。』
と述べていたがまさにその通りになってしまった。
今となっては自衛隊のヘリも遠くから霧吹きのような程度の放水(散水)しかできないようになってしまっている。

MSNニュースによると
『《逃げずに作業を続けているのも東電です》などという東電女性社員のものとおぼしき日記(現在は削除)が16日にツイッターやブログで“拡散”。《現場で命を懸けて作業にあたっている職員も大勢いることを忘れてはいけない》などとする称賛の声が続々と登場した。』
とあるが、怒りの震えが止まらない。私に言わせればマッチポンプも甚だしい。

事故を自らのミス(地震と津波は天災だが、その後の事故は人災だ)で大きくし、処理にあたってヒーロー気取りか? 逆ギレか? 開き直りか?
改めて東電の体質と正体を見たりといった感がある。腹立たしい。

同ニュースでは
「東京電力をめぐっては、原発4号機で起きた火災の鎮火を確認せず再出火させたり、海水を原子炉に注入するポンプが職員のパトロール中に燃料切れとなり「空だき状態」になったりと、致命的なミスが相次ぐ。」と続けている。
燃料切れだぞ、燃料切れ!
それでもヒーローか?

《逃げずに作業を続けているのも東電です》などと言う前に東京電力の会長社長役員社員が総動員で原発から半径30㎞以内に取り残された一般の人々に防護服を届けに行くべきではないか?

現在、最も大きな被害を受けているのは、原発から半径20㎞以上30㎞未満に暮らす人達だ。(半径20㎞以上にはすでに人はいない)
逃げることも出来ず、屋内退避を強いられている。
そしてそこには誰も物資を運び込むことをしようとしない。食料も底をつき出している。
外に出ることも出来ず、誰も来てくれず。。。
まさに陸の孤島だ。目に見えない放射線の恐怖におびえながら、兵糧攻めにあっている。

《逃げずに作業を続けているのも東電です》などと言う前にそこで怯えている一般の人々を助けに行け! 車が無いならガソリンが無いなら歩いて行け。
そして、疲れ果てた一般の人々をおぶって帰ってこい。
《逃げずに作業を続けているのも東電です》はあたりまえのことをしているだけだ。
たしかに、命をかけてがんばっている社員には家族もいて心配もあるだろう。
しかし、私に言わせれば、その企業で働いてきた人間の最低限の義務だろう。
特に会長、社長、役員といった人々こそ現場最前線で指揮をするべきだろう。
すくなくとも一度ぐらいは現場や非難地域に行くべきではないか?
自ら事故を大きくして何を会議室で威張っているのか?


《逃げずに作業を続けているのも東電です》などという発言に疑問を感じ、理解に苦しむのは私だけだろうか? 
2011-03-16

半径20㎞、30㎞とは。

半径20㎞とはどれぐらいの範囲なのか?
もし、仮に東京湾のベイエリアを中心とすると…。 
北は川口、東は東船橋、南は海ほたる、南西は横浜、西は調布。
このエリアにすでに人はいません。

30㎞だと、北は越谷、東は千葉市、南西は横浜の磯子区、西は立川。
道路網で言うと東北道は浦和、関越道は所沢、常磐道は流山、東関東自動車道は千葉北、東名高速は横浜町田、中央道は国立府中。が、すっぽりと円の中です。
このエリアの人々は室内退避です。
プロフィール

藤原ヒロユキ

Author:藤原ヒロユキ

プロフィール
大阪教育大学卒業後、中学校教諭を経てフリー。イラストだけでなく、エッセイ、コラムも好評。ビールを中心とした食文化や野球、街角にも超精通。

ワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル(ともにアメリカ)、ターボルビアフェスティバル(チェコ)など国際的ビアフェスティバルの審査員を務める。主な著書は「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎)、「藤原ヒロユキのイラストで巡る世界のビール博物館」(ワイン王国社)他多数。2013年より季刊誌「ビール王国」(ワイン王国社)の編集主幹となる。日本ビアジャーナリスト協会会長。ビアジャーナリストアカデミー学長。

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